駄文

「あはははは」


少女は笑う。
とても楽しそうに。
まるで面白いものを見たかのように。


「あははは…はぁ…」


笑い声は溜め息に変わり。
すぐに嗚咽になる。


「なんてばかなの、ひとりしばい。」


少女は笑う。
ここは彼女の部屋。
物は散らかり、足の踏み場もない。


だからおかしい。
何がと聞かれても困る。
汚い部屋は、
散らかる部屋は、
それはまるで少女の部屋。
少女の為だけの舞台。


そこで彼女は台詞を吐く




「あぁ神さま、いないことはわかってる」


「いるならわたしがこわしてあげる」


「だけど、神さま。もしもいるなら、」






「もしもいるなら、わたしを打ち抜いてください」




望んだのは神の鉄槌。
自己満足故の罰。
懺悔はどこへも届かない。