置き土産

ほんと置き土産です。
書記と部長 リターンズ!!!






土煙の中、現れたのはトランペットを持った男の姿。
一見するとただの男のように見える。
しかし彼からは魔を帯びた力を感じられた。


「俺は魔王様から礎の魔女の抹殺を命じられた新…」


しゅたっ。
台詞の途中で彼の頬を何かがかすめる。
たらり、と赤い血が流れた。
それと同時に黒い何かが付着する。
使用済みのフォークが黒と赤を交えて壁に刺さっていた。


「人違い、どっか行け。」
「えっちょっと」
「目障り。」
「えぇ!?」


いや、待ってよ!と続けるも華南はそれを無視続ける。
よく見れば彼女の皿の上にあったはずのフォークが無くなっていた。
ちなみに彼女が最後に食べたのはイカ墨スパゲティである。


「えすこ、少年、OVA・・・」
「えっなんでしょうか。」
「アイツ倒してきて」
「チッこのただ飯食らいが。」
「喜んで行かせていただきます!!!」


此処からは先は魔物の彼の悲惨さを音声のみでお楽しみください。



「いや、一対三とか卑怯やってwwww」
「俺ら別に正義の味方とちゃうし。」
「卑怯上等☆」
「んな自分勝手なこと言わ…」


ちゅどーん
ばきゅーん。
どかかどかどか。
ばきばき。
めきょ。
ばっこーん。
トーンクラスターwwwww
むにゅ。
ごくり。
うまうま。


「すみませーん、食後の珈琲追加で」
「かしこまりました。」
「眉毛も一杯…って、姿が見えへんねんけど。」


ずがだだだだだだだ。
ぴちょん。
NOVAうさぎwww
とおんきごう!!!


「眉毛め…逃げたか。」


ぎゃーという新人の断末魔に美味しそうに珈琲を飲む華南。
しかしささめとクライムが居なくなっていることには気付いていない。
逃亡した眉毛の運命やいかに!!!