告白します

なにやら皆さんに迷惑をかけました。
特にOVA。
次点で言うのであれば少年。
一部の人は何やら気になっているそうなので告白します。
多分今のところは誰にも言ったことはありません。
若干であるなら那智琉ちゃんには言ったことはありますが…。
ただし告白は愛だとかそういった甘いものではありません。
間違っても酷薄なんていうふざけたものでもありません。
本当はえすこにはちゃんと吐きたいのですが、でも口に出していうには辛過ぎるので。




思えば私のこの性格は小学校時代の経験によって作りだされています。
言ってみればリバウンド。
強くありたい、というただの願望から生み出された性格かもしれません。


小学校時代、私の周りでは喧嘩が酷かったです。
虐めと形容出来るレベルのものではないですがある種の地獄でした。
話し掛けても返事がない。
あっちへ行っての拒絶の言葉。
突然、なんの理由もなしに突き放されてしまいました。
忘れようとしても忘れられない出来事です。


短いときは一日でそれは終わり、仲直り。
しかし長い時は一ヶ月以上もかかりました。


私は自分に否があるものとずっと思っていました。
今思えばそんな訳がないのです。
ただ少し、気に食わないというだけで疎外されていたような気さえします。


一番酷かったのが小学校五年の頃。
ちょうど精神的な成長真っ盛りの時代。
少なからず心に傷を負いました。


そんな状態で六年へと上がり、皆とはクラスが離れ楽しい生活を送っていました。
しかし三学期の最後に裏切られました。
本当はうざかった、実は嫌いだった。
少しは違うかもしれませんが、そんな言葉がつづられた手紙を受け取りました。


涙なんてでません。
ただ何度も何度も読み返しました。
彼女達が私を裏切る訳がないと信じていました。
しかし私の信じていたものはなんだったのでしょう。
彼女達と私の間にあったものはなんだったのでしょう。
虚構でしかないのです。


思い返せば何度となく私は彼女達に騙された覚えがあります。
我が侭、にも似たその要求。
文句を言いながらもほとんどを受け入れていました。


それからかもしれません。
裏切りという言葉が嫌いです。
拒絶という言葉が怖いです。


もうあんな思いは二度としたくはない。
もう誰にも裏切られたくはない。


今、私は怖いのです。
皆の幸せは嬉しい。
でも置いていかれそうな気がして怖いのです。
どうすればいいのか分かりません。


私は皆のことが大好きです。
信頼しています。
だけど怖いんです。
嫌われてそうな気がして。
また裏切られるような気がして。
信じていると言いながら、こんなことを考える方が間違っていることなんて分かっています。
でもどうしたら分からないんです。


ごめん、向こう行っといて、と最近言われたことがあります。
目の前で扉を閉められたことがあります。
全てのその行動が昔のことを思い出させます。



ごめんなさい、やっぱり私は駄目な子です。
皆にいっぱい迷惑かけました。
死にたい、なんていつもは思わない私ですが、今日は久しぶりに死にたいと思いました。
あんな思いをもう一度するなら、
皆に置いて行かれるのなら、
それくらいなら死んだ方がマシだと思ってしまうのです。


そろそろ涙で目の前が霞んできました。
これ以上は無理です。
ごめんなさい。
でも本当は誰かに助けて欲しかったんです。
誰かに抱きしめて欲しかったんです。
誰かに受け入れて欲しかったんです。



誰にも嫌われたくはないのです。
拒絶もされたくないのです。




恋人が欲しいとか言うのも、ただ居場所が欲しいだけなんです。
私はここに居てもいい。
誰かに必要とされているという明確な証拠が欲しかったんです。


私はここに居てもいいのでしょうか。
本当に私はここに居る価値のある人間なのでしょうか。
私がここに居るという必要性はあるのでしょうか。



ただ、皆が居てくれたから中学の三年間はちゃんと過ごすことが出来ました。
感謝してもしきれないくらいです。
有難う。
でもごめんなさい。